活動方針
3つの柱
1.克己
2.礼節
3.明るく・元気に・一所懸命
至誠会はこの3つを指導方針としています。
1. 克己
「己(おのれ)に克つ(かつ)」という意味です。辞書には「意志の力で、自分の衝動・欲望・感情などをおさえること」とあります。勝ちたいという気持ち、打ちたいという気持ちをうまくコントロールしてこそ、本当の一本、良い一本が打てるのです。この修養は剣道のみならず、心豊かな人生を歩むために必ず必要になることです。
2. 礼節
剣道は、防具をつけて打突することが強くても、礼儀を忘れては剣道とはいえません。教えてくれた先生への感謝、一緒に稽古してくれた仲間への感謝を表し、礼儀と節度を忘れずに今日も稽古を終えたでしょうか?道場は、打突だけを学ぶ場ではありません。剣の理法を通じて打突以外のことも同時にたくさん学んでほしいというのも、至誠会の願いのひとつです。
3. 明るく・元気に・一所懸命
「剣道は楽しい」・・・厳しい稽古がつらく思える時も、至誠会の会員はこの一点は忘れません。お互いに励まし合って最後まで元気に稽古できるように頑張ります。『一生懸命』でなく『一所懸命』なのは、「ひとつのことに命を懸けるほど夢中になってこそ事は成る」という糸賀先生のお考えです。
稽古の仲間たち
師範の先生方
■至誠会会長 糸賀睦夫先生
いつも朗らかな糸賀先生。みんなが大好きな私達のお師匠様です。
「当てるだけの剣道はダメだ、まっすぐ打ってこい」と指導して下さる先生です。
正々堂々とした剣道をしなかったり、挨拶がちゃんとできなかったりしたときは大人も厳しく叱られます。
けれどもふだんは優しい先生です。その穏やかで温かく、飾らない人柄で会員みんなに慕われています。
剣道 教士七段
居合道 五段
銃剣道 三段
社会体育剣道 上級指導員
茨城県スポーツ少年団 副本部長
茨城県剣道連盟 常任理事
茨城県高齢剣友会 理事長
つくば市スポーツ推進委員
つくば市スポーツ少年団 本部長
つくば市桜剣友会 会長
つくば市桜剣友会少年部至誠会 代表
日本スポーツ少年 インストラクター
全日本高齢剣友会 理事
茨城県実業団剣道連盟 理事長
■富樫哲夫先生
2012年の初夏、糸賀先生のご近所に引っ越して来られた富樫先生。そのご縁で至誠会の先生になって下さいました。神奈川県の思斉館にて高野佐三郎の弟子である滝澤光三先生に師事、一刀流中西派の先生でもあります。
いつも笑顔で穏やかに接して下さいますが、お話の端々からは厳しい稽古を積んでこれらたことがうかがわれ、一刀流の形を見せていただく時はその姿勢、その体さばきに全員が見とれてしまいます。
剣道 教士七段
■成井将浩先生
試合も強い成井先生、でも稽古では丁寧に技を教えてくださるとても優しい先生です。「こんな技ができない」「こんな技をやってみたい」と相談すると憶えていてくださって「練習しようか!」とお声をかけてくれます。
ちょっと無口で笑顔の温かい、こんな先生に出会えてよかったなあと思える先生です。
剣道 錬士六段
■五十嵐亨先生
三段で至誠会に入会されて、それから一度も昇段審査に落ちずに六段になられた五十嵐先生。滅多に稽古を休まれないので、稽古に行くと必ず会えます。
道場では黙々とお仕事をこなされていますが、飲み会になると「こんなことを考えている」と日頃のお考えを沢山話してくださって、楽しい先生です。
剣道 六段
大人の先生方
至誠会の先生方はみんな優しいです。
ダメなところを直して下さろうとする先生の気持ちが、教えていただく側にもひしひしと伝わって、みんな必死に頑張ります。
注意をして下さった後に「私も同じ事を注意されるんですよ」と笑顔でそっと付け足して下さる先生がいます。手首が痛いのにお手本を見せて下さろうとして何度も竹刀を振ってみせて下さる先生がいます。稽古の後も居残って剣道の相談にのって下さる先生、良い打ちができた時は笑顔で「今のはやられた!」と褒めて下さる先生もいます。
いたずらをして、時には叱られることもあるけれど、稽古が終わると笑顔、笑顔・・。次の稽古がもう楽しみになります。
至誠会の仲間たち
下は小学生から上は???まで!出身地も学校も職業もさまざま、至誠会の仲間たちは多彩です。
稽古の前後には、学校を越えて、世代を越えていろいろな話に花が咲きます。一人で道場の門を叩いた人も屈託なく大歓迎するのが至誠会。至誠会で一緒に稽古する仲間、という共通項でみんなつながっているのです。
ある日の稽古
火曜日 18:30~20:00 桜総合体育館柔剣道場
火曜日は基本稽古と地稽古*です。
*地稽古とは互格稽古とも言われますが、実力を互格と仮定して、試合と同様に行う総合的な稽古法です。相手を攻めて、習い覚えた技を出して、出来るだけ正しく有効な打突を出します。
先生がお手本を見せてくれた技を回り稽古で錬習します。
稽古の前後に整列して挨拶をします。この時に皆で先生のお話を聴きます。
礼法のこと、技のこと、さまざまなお話をみんなで聴きます。
剣道は、技だけでなく知識を身につけることも大切、というのが糸賀先生の考えです。
木曜日 18:30~20:00 桜総合体育館柔剣道場
木曜日は一刀流の稽古と試合稽古をします。
前半(18:30~19:15)は、希望者による一刀流中西派の組太刀稽古です。
一刀流の稽古を指導して下さるのは富樫先生です。小学生も一緒に木刀でいろいろな技を稽古しています。富樫先生はいつも「剣道につながる稽古をしよう」とおっしゃっています。一刀流の稽古を始めてから、みんなだんだん姿勢が良くなってきたようです。一週間、この稽古を楽しみに自主練習をしてきた先生方からいろいろ質問も飛び出します。
木刀の稽古が終わると、今度は試合稽古です。一試合終わるたびに糸賀先生が試合で出た技についてお話をしてくれる時もあります。時には審判もご指導やご注意をいただきます。防具を着けていない初心者のみんなも、前に出て行って切り返しや習った技を披露します。そして見ていた人達からご指導いただきます。みんなが見ている前で試合をしたり立合いをするので緊張しますが、審査の時にはそれを思い出して頑張れるのです。
日曜日 朝5:30~7:00 桜中学校体育館
平日は仕事で忙しいけれど、日曜日の早朝、家族に迷惑がかからない時間帯に稽古がしたいという桜の先生方の希望で実現した稽古会です。至誠会もここに混ざって一緒にお稽古いただいています。前半は木刀の稽古、後半は面をつけて基本打ちと地稽古をします。
桜地区のスポーツ少年団の先生方や、近隣の道場から多くの先生方が参加されています。少年団や道場の枠を超えていろいろな先生にお稽古をいただくことができるのも、朝稽古の魅力です。
稽古の前後に、いろいろな講習会に参加して習ったことや分かったことを糸賀先生が話して下さいます。みな熱心に聞き入って、時には質問も飛び出します。
元旦でもお休みにならない稽古会です。冬は暗いうちから稽古が始まりますが、整理体操の時は朝の空気が本当においしいです!